
ひそういう願いも込めてこういう質問状をつくってみたんです。そういう趣旨でつくったものだということをご理解いただいて……。
○谷
福島から参りました福島テルサの業務課の谷と申します。よろしくお願いします。
福島テルサは昨年6月にオープンいたしまして、まだ1年とちょっとという新参者、皆様の中では新しいホールなんですけれども、その中で、今おっしゃられましたことと、質問状にありますことについてリンクした内容で話をさせていただきます。
うちは舞台がございますが、設立が国の雇用促進事業団と県、市が合体しまして、お金を出し合いまして設立しました勤労者のための複合施設、ホールのみならず会議室、研修室を備えた多目的な施設ということが言えるんです。ホール事業の中で自主事業ということで年間何本か持っておりますが、私どもは新参者ということと、ノウハウある者が今回職員の中でも初めて一からスタートしたわけで、こういった情報を模索しておりました。各プロモーション、プロモーターと企画会社から資料を積極的に集めまして、実際その中でいろいろ検討して話をしているわけなんです。
うちのホールといいますのは、473席のキャパシティーを持つ小ホールと言えます。ほかに大ホールとかはないんですよ。そのまま1つ、473席の小ホールで、各皆様のホールを聞いておりますと1500とか2000近い。そうすると、同じ公演を同じ料金設定でやるということは不可能に近いわけなんです。私どもは客席が少ない上に、同じ公演料でしたら、ほかのところが5000円でやるところを私どもは1万円とか1万二、三千円、そういった料金設定になってしまいますので、必然的に赤字は出ます。ただ、この分は市からの助成をいただいておりますので、見た人が喜んで、満足して帰ってもらえるという趣旨のもとに企画しております。
そうして、私どものホールはそういった小規模のホールなんですが、つくりとしましては、客席の奥行きよりも舞台の奥行きを広くとってあり、演劇主体のホール、演劇向きなホールということですから、特色を生かした企画ということをまず第1に挙げて、公演、自主事業を考慮しております。その中で、私どもも積極的にそういった制作の部分の方から積極的なアプローチをいただければ、誠意を持って、責任を持って企画の中で考えまして、返事をしていきたいなとは思っております。やはり難しいのは、先ほどおっしゃられましたニーズの確約、そういった部分についてだと思います。本当に今まで公演数にしては大した数はこなしておりませんが、これから将来的に自主事業を行っていく中で、各皆様方、また山下さん、前田さんの貴重なご意見
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